「第44回イタリア声楽コンコルソ受賞者発表」
■ミラノ大賞■
後田翔平(うしろだ しょうへい)・テノール
東京音楽大学声楽専攻(声楽演奏家コース)卒業
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■シエナ大賞■
岡 昭宏(おか あきひろ)バリトン
東京芸術大学大学院修了/新国立劇場オペラ研修所10期生修了
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■金賞■
水野秀樹(みずの ひでき)・テノール
愛知県立芸術大学大学院修了
■金賞■
高畠伸吾(たかばたけ しんご)・テノール
武蔵野音楽大学大学院修了
(敬称略)
グラン・フィナリスタ(本選出場者)の音楽への情熱が百花斉放の彩を放つ素晴らしいコンコルソとなりました。
ご来場頂きました皆様ならびに御協力頂きました関係者の方に心より御礼申し上げます。
歴代受賞者一覧
(現在トップクラスの実力で活躍中の声楽家を多数輩出しています)
■ミラノ大賞■………………………………………………………………
後田翔平(うしろだ しょうへい/Showhey USHIRODA)・テノール
【A】Opera「Rigoletto」 " Ella mi fu rapita! "
オペラ「リゴレット」より あの娘の涙が見えるようだ
G.Verdi (ヴェルディ)
【B】Opera「Tosca」 " Recondita armonia "
オペラ「トスカ」より 妙なる調和
G.Puccini(プッチーニ)
<プロフィール>
愛媛県西条市出身。
東京音楽大学音楽学部声楽専攻(声楽演奏家コース)卒業。
第44回イタリア声楽コンコルソ【ミラノ大賞】を授賞。 2009年に東京音楽大学に特別給付奨学生として入学。 在学中より学内外の様々な演奏会やオペラに出演。 またベートーヴェン作曲『第九』や、 モーツァルト作曲『レクイエム』などのソリストもつとめる。 これまでに声楽を杉野喜伊一、水野賢司の各氏に師事。
<受賞コメント>
この度はミラノ大賞という大変光栄な賞をいただき、誠に有難うございます。
2009年に東京音楽大学に入学し、素晴らしい先生方、先輩、後輩、そして同級生に恵まれました。 クラッシックにおいて何の知識も無かった私ですが勉強を続けている中で、 世界中の劇場で人間とは思えない程の美しい声で表情豊かに歌うイタリア人の姿に魅せられ、 気がつけば私の夢はオペラ歌手になっておりました。
このコンクールでは、憧れの国イタリア行くことができるチャンスをいただきました。 必ず留学して沢山の事を吸収し、立派な歌手なれるよう頑張ります。
今回、多くの著名な審査員の先生方に自分の歌の方向性を評価して頂いたという事は、 本当に自信になりました。 これからは大賞の名に恥じないよう自分の歌に誇りと責任を持ち、 支えて下さる全ての方への感謝を忘れず、邁進していきたいと思っております。 本当に有難うございました!!
■シエナ大賞■………………………………………………………………
岡 昭宏(おか あきひろ/Akihiro OKA)バリトン
【A】Opera「I Puritani」 Ah! Per sempre io ti perdei
オペラ「清教徒」より ああ!私は永遠に君を失った
Vincenzo Bellini(ベッリーニ)
【B】Opera「Don Carlo」 per me giunto
オペラ「ドン カルロ」より 私に最後の日は来た
G.Verdi (ヴェルディ)
<プロフィール>
香川県出身。
国立音楽大学音楽学部声楽科卒業。東京芸術大学大学院声楽専攻修士課程修了。
新国立劇場オペラ研修所第10期生修了。 平成22年度、文化庁新進芸術家海外研修制度研修生としてイタリア、ジェノヴァに留学。 竹内肇、小林一男、折江忠道、直野資、アルベルト・クピード、黒田安紀子の各氏に師事。 香川県新人演奏会出演。東京芸術大学大学院在籍中、合唱定期シューマン『小姓と王女』、 『うたびとの呪い』、第56回芸大定期ヘンデル『メサイア』等のソリストを務める。 2010年にはPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)に参加し、 『ラ ボエーム』マルチェッロ役にて世界的指揮者であるファビオ・ルイージ氏と共演。 2012年イタリア、ジェノヴァにてドン・カルロのロドリーゴ役にてデビューを果たす。 これまでに『フィガロの結婚』伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、 『魔笛』パパゲーノ、『カルメル修道会の対話』マルキー・ドュラフォルス、 『ラ ボエーム』マルチェッロ、『ドン カルロ』ロドリーゴ、『ファルスタッフ』フォード等を演じる。 第78回日本音楽コンクール(オペラ)入選、第82回日本音楽コンクール(オペラ)第3位、 第11回東京音楽コンクール入選(聴衆賞)、第26回市川市文化財団新人演奏家コンクール最高位受賞。 第44回イタリア声楽コンコルソ シエナ大賞受賞
<受賞コメント>
この度は、このような歴史ある素晴らしいコンクールで優勝できたことを本当に名誉に感じております。 それと同時にこの名誉に恥じない歌手で有り続ける責任をひしひしと感じております。 日本そしてイタリアで勉強してきた成果がこのような形で認められたことは本当に嬉しいとしか表現できません。 ここまで来るのに本当にたくさんの方々にお世話になりそして助けられてきました。 家族、師匠、仲間、どれか1つでも欠けてしまうと今の自分はありません。 本当はこの場で1人1人にお礼を言いたいくらいです。 お世話になった方々に少しでも恩返しができるよう、僕に残された道は歌しかありません。 日本だけに留まらず海外にも目を向け、人の心に少しでも寄り添える歌が歌えるよう日々精進してまいります。