2012年夏・「イタリア国際フェスティバル」と「特別演奏会」



2012年イタリアに於ける「国際フェスティバル」および「特別演奏会」は、イタリア全国五カ所に於いて開催され、盛会裡に閉幕しました。 いずれも重なるアンコールやスタンディングオベーション(Standing ovation)に包まれ、演奏者と観衆の心がひとつに結ばれた素晴らしい国際交流の晴舞台となりました。

「国際フェスティバル」と「特別演奏会」日程と会場

7月23日/ミラノ・クザーニ宮殿(ヨーロッパNATO総本部)、 ミラノ歴史地区のクザーニ宮殿は素晴らしい重要建築物(スカラ座を創った建築家フランチェスコ・ピエール・マリーニ作による建築として有名)で、現在はNATO総司令部・総本部の宮殿で、通常はイタリア人でさえも中へ入ることが許されない特別な宮殿での特別演奏会が開催されました。
7月26日/Vicenza市は旧市街全体が世界遺産の町。vicenza市長臨席の元、多くの聴衆に包まれる中、この世で一番美しい世界最古の屋内劇場といわれるイタリア屈指の世界遺産「Vicenza ・Teatro Olimpico」において国際フェスティバルが開催され、盛会裡に閉幕しました。 世界遺産テアトロ・オリンピコは数あるイタリア世界遺産の中で、上海万博でもその筆頭にかかげられた夢の舞台です。
7月27日/世界の宝・ヴェネツィアが誇る歴史と由緒ある国立音楽院大ホール、
7月29日/世界の王侯貴族やVipが集まる地中海のエレガンスと優雅を誇る最高級リゾート・サンタマルゲリータ・リーグレに聳える麗美なヴィラ・ドゥラッツォ・重要文化財/ Villa Drazzo 、
7月30日/コートダジュールの魅力あふれるポルトフィーノ近郊の町ラパッロの、夢と幻想のお姫様のために創られたような可愛らしくて美しい市立クラシックホール、


  これらの特別な場所において、「コンコルソMusicArte」と「イタリア声楽コンコルソ」の受賞者によるインターナショナル「国際フェスティバル」「特別演奏会」が実現いたしましたことは、グランマエストロ・ナカガワ・マキゾウと半世紀以上にわたる友情をはぐくまれたイタリアの大マエストロ達の力強い後押しとご尽力の賜物であります。 「国際フェスティバル」「特別演奏会」はじめ「国立音楽院・体験留学」[特別研修]等共に、通常簡単に実現できる催しでは決してありません。 「コンコルソMusicAre」や「イタリア声楽コンコルソ」の受賞者はこの稀なチャンスに遭遇され、重要な披露の場を与えられました。 この貴重な機会は、一生の中の大きな「星」となり、その煌めきは人生のエネルギーとなっていつまでも輝き続けることでしょう。 ご支援ご協力を賜わりました大マエストロ方はじめ、ヴィチェンツァ国立音楽院、ヴェネツィア国立音楽院、 ヴェローナ国立音楽院、カステルフランコ国立音楽院、ミラノ国立音楽院等、各イタリア国立音楽院学長、並びに各市長、国立・市立・各機関庁の皆さまに心より感謝申しあげつつ、イタリア各市正式行事として開催され閉幕いたしましたことをお報せいたします。